老奇術師は去りゆく

イリュージョニスト

監督:シルヴァン・ショメ



 シルヴァン・ショメ監督の新作です。


 ベルヴィル・ランデブーから数年、待ち焦がれておりました。


 私はシルヴァン・ショメ監督の作る作品が大好きでして


 初めてベルヴィルを観た時、物語や絵、そして音楽にも完全に参ってしまいました。


 イリュージョニストも同様・・・いやそれ以上に参ってしまいました。

 
 残念ながら映画館では観れないので、DVDを予約してやっと観ることができました。


 1950年代のパリ・・・時代が移ろいロックンロールやテレビが台頭してきて、次第に行き場がなくなっていく年老いたマジシャンと、彼が公演に訪れたスコットランドの離島の片田舎で、初めて見たマジックを魔法と思いこんでしまい、そのまま彼を追いかけていった少女の物語。


 原作はフランスの喜劇王で映画監督の故ジャック・タチさん。


 彼が娘さんに捧げた遺稿を、シルヴァンさんが映画化したアニメーションです。


 「なぜジャックが映画化しなかったのか?」


 「彼はシャイなんだ。」


 だそうです。


 主人公のジャック・タチシェフは、そのままジャック・タチがモデルらしく


 彼の動きや特徴を上手に捉えているので、知ってる人は尚更楽しめますし・・・


 ジャックが主人公に自分を投影させた脚本を綺麗に描いてます。


 監督を始めスタッフが、この脚本に惚れ込んでいるのが伝わります。


 言いたいことはたくさんあるんですが、まとめきれないのでこの辺で・・・


 ノスタルジックで台詞も少なくて繊細で、とてもとても素晴らしい映画です。


 私は浅井さんや大洋さんやシルヴァンさんの描く絵が、本当に好きなんですよね。


 色彩もたまらないけれど、元の描く線に暖かみがあるというかなんというか・・・


 う~ん・・私は絵が描けないので、やっぱりうまく言えません(笑)。

 
 兎にも角にも


 イリュージョニストは自分の中で、生涯心に残る作品となりました。


 いつか、大画面で観よう。


 そうしよう。

 


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by issei1975 | 2011-10-12 22:36


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